今回は、牛すじ肉の下処理方法ですが
この下処理方法をマスターできると
下処理の後の調理(おでん・カレー等)が圧倒的に楽になり、
小分け冷凍をすると日持ちもします
柔らかくするだけでなく【味を残して、すじ肉を下処理する方法】です
しかも簡単♪
牛すじ肉の下処理は基本アク抜き
すじ肉の下処理は、基本的にはアク抜きを指します
ただ単純にアク抜きだけだとすじ肉が硬くて
料理をするときに時間がかかるので
味を損なわず【ある程度柔らかくする】
という目的もあります
アク抜きするときに40分程度ボイルします
冷凍でも冷蔵でもやり方は同じ
すじ肉には冷凍の状態・冷蔵の状態でお店によって変わりますが
やり方は同じなので気にしなくても大丈夫です
水からスタートすればOK
実際に下処理します
画像のは冷凍になってますが冷蔵でも同様にやってください
1.お鍋にそのまますじを入れる
2.すじ肉、全体が浸かるくらい水をたっぷり入れます
水を多めにいれるのがポイント
3.沸騰したら「弱火」にして30分~50分ボイルする
今回は40分で作ります
ワンポイントアドバイス1
この段階でネギや生姜を入れておくと臭み取りになります
4.すじをザルにあげ、表面のアクをしっかり洗い流す
すじ肉の表面に付いているアクをしっかり洗い流すのが
美味しく作る秘訣となります
5.すじを食べやすい大きさにカットする
40分ボイルすると包丁で簡単に切れるようになっているので
食べやすい大きさにします
*20分だと硬くて切れない場合があります
ワンポイントアドバイス2
脂が苦手な方はこの時に白い脂をとってしまうのがオススメ
(生の状態だと難しいのでこのタイミングが良いです)
6.量が多い時の対処方法(おまけ)
すじ肉をまとめて下処理をする場合は
小分けにして冷凍するのがオススメです
(冷凍庫で1ヶ月は美味しく食べれます)
下処理完成、あとは?
下処理が完成するとあとは料理に合わせて
煮込む時間を調整するだけです
当然ですが、すじ肉は煮込む時間が
長ければ長いほど柔らかくなっていきます
下処理の時間(40分)+追加の煮込み時間(20分)=1時間・・・硬め
(コリコリとした歯ごたえのある食感)
下処理の時間(40分)+追加の煮込み時間(80分)=2時間・・・やわらかめ
(誰でも食べれるくらい柔らかくなる)
下処理の時間(40分)+追加の煮込み時間(140分)=3時間・・・トロトロ
(トロトロになって崩れるような柔らかさ)
こんな感じになります。
自分の好みに合わせて煮込む時間を調節してください
例)おでん
やや歯ごたえが残る柔らかめに仕上げたい場合
下処理の時間(40分)+追加の煮込み時間(60分)=1時間40分(100分)
という感じです
あとがき
以上がすじ肉の下処理方法となります
工程は意外と簡単です
下処理時間と調理時間の合計で「やわらかさを調節する」
何分ボイルするか?が一番のポイントです
小分けにして冷凍保存もできるので
ぜひこの方法を試してみてください!
よくあるのが何回もボイルする下処理
もちろん柔らかく仕上がるのですが
すじ肉の味を残したい場合
何度も下処理をせず1度だけするのが良いです
何回もしてしまうと柔らかくはなりますが
味がどんどん無くなってしまいます、、
当店では、和牛のすじを販売しております。
すじの下処理方法の紙もお付けしています♪
このコラムは動画でもより細かく解説しています
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