冷凍のままステーキって焼けるの??
ほとんどの方はそう思われるかもしれませんが
結論から先に言いますと、厚みのある冷凍ステーキでも
綺麗に焼くことが可能です
一つだけ用意して欲しいのが中心温度計
これは冷凍でも冷蔵でもあったほうがいいので
ご家庭に1本ぜひ持っておくのをオススメします
カチカチに凍ったランプステーキ
「わざと難しく」するように厚みのあるステーキを焼きます
厚さ3.5cmのランプ(モモ肉)ステーキです
カッチカチに凍った状態です
消えるか消えないかギリギリの弱火
まずフライパンに油をひきます
今回香りがいいようにごま油を使いましたが、オリーブオイルでもサラダ脂でもOK
注意点として牛脂は焦げやすいので避けたほうがいいかもしれません
火は消えるか消えないかギリギリの弱火にしましょう
フライパンは温めず、すぐ焼き始める
火をつけたら、ステーキ肉をすぐ乗せます
フライパンの表面温度が高いと焦げ焦げになるからです
当たり前ですが「じゅわーー!」という音はしません(;^_^
序盤は焼くというより溶かすイメージ
フライパンの温度とステーキ肉の表面の温度に差がでないようにします
序盤は焼くというより「溶かしていく」イメージで焼きましょう
焦がさないように全体を温めていくイメージです
そのために蓋をします
グツグツしてきたらすぐひっくり返す
お肉がグツグツとしてきたら
すぐにひっくり返します
表面はまだカチカチですが大丈夫です
同じ面を一度に長い時間焼くと焦げてしまうので
こまめにひっくり返します
ひっくり返したら、また蓋をします
同じようにグツグツし始めたら
今度は側面を焼きます(厚みがあるものの場合)
全面を同じように焼きます
側面も同じように焼いていきます
この段階も「焼くというより溶かすイメージ」です
長時間同じ面を焼いて【焦げないよう注意する】のがポイントです♪
一か所の面を長く焼かず、全面を均等に焼いていきます
自然に焦げ目がつきます
火の強さを変えず、同じように全面を焼いていくと
自然に焦げ目がついてきます
中心温度計で確認
20分経ったところで中心温度計をさしてみました
38.0℃
体温くらいなのでレアとして食べてもOK
今回はミデアムからミデアムウェルを想定して焼きます
ミデアムなら50~55℃が目安
35分後、56.0℃
ここであげて余熱をかけるとミデアムくらいです
ミデアムで仕上げたい場合は50~55℃であげると余熱が入り
ちょうどよい感じに仕上がります
これは冷凍であろうと生のステーキを焼くときでも同じです
仕上げは強火
今回は仕上げに1分間だけ強火で焼きました
お肉の中心温度が50℃くらいで強火にするとちょうどいい感じに仕上がると思います
完成
35分かけて完成♪
ちょうどいい焦げ目で美味しそうです
肉汁たっぷり!
ミデアムより、少し火の入ったミデアムウェルくらいです
冷凍のステーキを強い火で焼くと
表面ばかりが焼けて中が冷たい状態になりますが
弱火でじっくり焼けば肉汁もたっぷりです
凍っていないステーキでも同じようにしてもいい
今回冷凍のステーキを弱火でじっくり焼きましたが
凍っていない普通のステーキも同様に、弱火で焼いて
【中心温度が50℃になったら強火で仕上げる】と
同じように肉汁たっぷりで焼くことができます
厚みのないステーキは強火で一気に仕上げ
厚みのあるものはゆっくり焼くのがオススメです
美味しく仕上がりました
冷凍のステーキを、そのまま焼いたとは思えない美味しさです
外はこんがり、中はジューシー
完璧です
肉のプロ目線でも、素晴らしい焼き加減
絶対に失敗しない焼き方
ネットや動画サイトなどで【ステーキの焼き方】が紹介されていますが
ステーキはそれぞれ、大きさも違えば厚さも違い、冷たさも全部違います
その違いに合わせて焼くのが本来の焼き方です
「この焼き方」で焼けば大丈夫という定義はむつかしい
どんな焼き方でも失敗しない方法があります
中心温度計です
失敗のほとんどは焼きすぎ
ステーキを焼く時の失敗
そのほとんどが【焼きすぎ】です
理由は簡単
「中が見えないから、どのくらい焼けているかわからない」からです
わからないから
「ステーキを焼くのは難しい」と言われます
しかし中心温度計があれば中が見えているのと同じです
45~50℃で、レアになっている
50~55℃でミデアムになっている
というのが目で確認できます
*余熱を考慮した温度です
まとめ
冷凍のままのお肉であっても、ゆっくり弱火で焼けば綺麗に美味しく焼くことができます
厚みのある肉の場合は中心温度計があると便利です
今回は冷凍のお肉をそのまま焼くということをやりましたが
「冷たいお肉」「厚みのあるお肉」の場合は
ゆっくり弱火で焼く
「常温に戻したお肉」「厚みのない1.5c,mくらいまでのお肉」は
中火~強火で焼く
この基本を覚えておいて、中心温度計を活用すれば
どんな状態のステーキであっても綺麗にやくことが可能です
【その状態に合わせた焼き方をする】
これが本来のステーキの焼き方です
youtube動画
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【肉屋の本気】冷凍のままステーキを焼く!